おはようございます。
臼杵市役所前の朝川司法書士事務所の朝川です。
この時期は、宅建や行政書士などの試験が行われる大人の受験シーズンです。
私の周りにも資格試験を勉強されている方が意外といらっしゃり、
話を聞いたり相談を受けたりすることもあります。
また、弊所で新しく働いてくれている補助者さんに、試験内容と同様の事を
教えることも非常に多いです。
その時に感じることとして、
覚えたり理解するポイントをあまり意識しないで
漫然と数をこなす人が想像以上に多い事です。
クレジットカードとデビットカードを覚えよう
受験勉強で非常に重要なものとして
似た2つの物を正しく覚える作業があります。
これは、似ているけど異なるものは
作問者側からすると問題にしやすく、知識を問いやすいからです。
例として、クレジットカードとデビットカードの違いを皆さんが覚えるとします。
この時に、皆さんはどのように覚えますか?
クレジットカードとデビットカードはどちらも
買い物をするときに使う事が出来て、
特定の口座から買った料金が引き落とされるので
現金を使うことなく商品を購入できる便利なカードです。
クレジットカード | デビットカード | |
引落時期 | 後日 | 取引時 |
信用枠 | あり | なし |
利子・手数料 | 原則あり | 原則なし |
付帯サービス | 多い | ほぼない |
不正使用された | フォロー多い | 証明困難 |
このような表がテキストに載っていた時にどう覚えますか?
私のお勧めする方法としては
覚えやすい方を正確に覚える
試験で頻出の方(重要度の高い方)を正確に覚える
という方法です。
(似ているものをどちらもしっかり覚えようとして
後日、問題で出てどっちがどっちか混乱して間違えるという人が多いからです。)
今回で言えば、クレジットカードの方が覚えやすいひとが多いと思います。
(理由は、より身近であったり使った経験があるので覚えやすいからです。)
あとは、クレジットカードの特徴の5つを覚え、
デビットカードは「クレカと似てるけど違う点が5つくらいあるもの」
程度に抑えておけばOKです。
本当にそれでいいの?
生真面目な方はちゃんと勉強してないと感じるかもしれません。
しかし、学校とは違い大人の勉強は
頑張る姿を誰かにアピールする必要はないのです。
限られた時間で効率よく学び試験で合格点を取ること
が至上命題です。
試験では、ほぼ100%相違点しか問われません。
仮に共通点を問うても大多数が正解してしまうから対策するだけ無駄ですし、
似ているものを半端に知っているから知識が不正確になり間違えるのです。
だから、どちらか一方の知識だけをキッチリ固める。
どちらを固めるかは、覚えやすいものか、試験に頻出なもの
という視点で決める。
試験の性質や難易度にもよりますがこれで十分な試験がほとんどです。
仮に、両方重要な知識の場合でも一方を完璧に固めた後であれば、
類似や相違する知識を入れても混乱は起きにくいです。
次回は、クレカとデビットを引き続き使い覚えるコツの話を書きたいと思います。
朝川