臼杵市役所前の朝川司法書士事務所の朝川です。
前回の記事の必要書類の具体的な内容についての記事です。
登記原因証明情報ってなに?
登記原因証明情報という単語を見て、
「あ~、あれね。OK把握」
となる人は、間違いなく不動産関係や銀行関係でお仕事なさっている人だと思います。
大体の方は見たことも聞いたことが無いと思います。
こういう知らない法律用語を見た時の対処法をお伝えします。
それは
分かりそうな単語に区切って文にする。
です。
今回なら
登記 原因 証明 情報
という4単語に分けられそうです。
そして、「登記」の「原因」を「証明」する「情報」
という感じの文ができそうです。
そもそも、この登記原因証明情報は
登記簿を書き換える手続きに
必要になる書類の一つとして付けます。
以上のことから
「登記」簿を書き換える「原因」を「証明」する「情報」
のことを省略して「登記原因証明情報」というと理解してください。
具体的に何のこと?
では、「登記」簿を書き換える「原因」とは何のことを言っているのでしょうか?
答えは
お金で所有権を手に入れる売買なら「売買契約」
タダでもらう贈与なら「贈与契約」
という事になります。
最後に置き換えをしてみよう
「登記」簿を書き換える「原因」を「証明」する「情報」のことを
登記原因証明情報と言います。
「登記」簿を書き換える「原因」=「売買契約」と置き換えると
「売買契約」を「証明」する「情報」
となります。
売買契約とは要するに口約束です。
口約束を誰が見てもわかるような証明する情報とするにはどうすればよいか?
…。
売買契約「書」という書面にすることです。
これが贈与契約によって所有権が移るのであれば
登記原因証明情報=贈与契約書
となります。
次は登記識別情報・登記済証(いわゆる権利証)の話になります。
また次回
朝川